0 合計 0円

現在カート内に
商品はございません。

和式鍛造ナイフ専門店 宗正刃物ナイフ包丁特選

宗正刃物公式ショッピングサイト|正統刃物を取り揃えています

商品によって【納期】は異なります。詳しくは商品詳細より確認ください。海外発送はこちら
海外向け英語サイトをOPENしました。

Delivery date is depends on products, please ask us by Email. We ship to all over the world, please click here. We opened english version website, please check it out.

宗正刃物公式ショッピングサイト|正統刃物を取り揃えています

納期は商品詳細をご確認ください。海外発送はこちら

Please ask delivery date. English website here.

ご注意事項 NOTICE

■刃物類の販売に関しまして
当店では、20歳未満の方に対しての刃物類の販売はいたしておりません。
ご注文の際は必ず生年月日をご記入下さいませ。
また場合により、お買い上げの際、身分証明書類のご提出を求めることがございますのでご了承くださいませ。

■銃刀法について(必ずお読み下さい)
所持許可証について:和式狩猟刀や洋式ナイフ等一般刃物は“銃砲刀剣類”ではありませんので所持許可証の必要はありません。
携帯につて:和式狩猟刀や洋式ナイフ等一般刃物は、そのサイズに関係なく正当な目的(キャンプ、釣り、狩猟等)以外には絶対に持ち歩かないで下さい。
※もし、キャンプ等に携行する場合は、その目的に合った服装をし、更に、直ちに取り出し、使用出来ないよう布等で厳重に包み、リュック等に収納して現地まで携行して下さい。
所持について、銃刀法の「刀剣類」とは、刃渡り15cm以上の刀・脇差・短刀や5.5cm以上の剣(西洋の剣)のことであり、和式狩猟刀や洋式ナイフ等一般の刃物が15cm以上であっても、所持(自宅に保管)は許されています。

小刀 木鞘拵 大白川小刀6寸・両刃 秋友義彦作 Small Knife kizaya

小刀 木鞘拵 大白川小刀6寸・両刃
秋友義彦作 Small Knife kizaya O-shirakawa Shotou 180mm・Double Bevel Yoshihiko Akitomo



秋友 義彦 Yoshihiko Akitomo
しょうとう きざやごしらえおおしらかわしょうとう
小刀 木鞘拵大白川小刀6寸・両刃
Small Knife Kizaya O-shirakawa Shotou
180mm・Double Bevel
商品番号 S-7
[スペック/ SPEC]
〈鍛冶師/Blacksmith〉秋友 義彦 Yoshihiko Akitomo
〈全長/Full Length〉310mm
〈刃長/Blade Length〉180mm
〈刃厚/Thickness〉6mm
〈刃幅/Blade Height〉227mm

秋友 義彦 Yoshihiko Akitomo
(あきともよしひこ)
昭和19年生まれ。土佐在住。中学を卒業と同時に二代目義光に師事。昭和39年三代目を襲名独立。四国の刀匠を訪ね歩き甲伏の秘伝を修得。


<解 説>

新潟、北魚沼郡・大白川、大白川マタギに受け継がれた伝承、幻の木鞘拵大の小刀。

数百年にわたり、独特の狩猟文化を築き挙げてきたマタギ−。
現在でも、下北の畑、津軽、秋田の阿仁と、東北地方を中心に点在し、その古風な狩猟形態は、伝統文化として伝承され生き続けている。そういったマタギ集落の中で、意外と知られていないが、新潟県は北魚沼軍の大白川だ。
大白川は、魚沼丘陵の中程に位置し、すぐ背後には険阻な山並を連ねる越後山脈を控えている。深山幽谷の地として昔から熊や羚(かもしか)が豊富に生息し、大白川周辺広域にわたりいくつもの倉(猟場)を有していた。それに逸早く目をつけたのが秋田の旅マタギだ。
「北越雪譜」によれば、出羽方面の猟師(阿仁の旅マタギ)が5〜7人の仲間を組み、3〜4頭の猛犬を連れ、米、塩、鍋を携え、山越えをして越後の山まで熊狩りにやってきたという。頭の先から足の先まで獣の皮で作った防寒具を着込み、手槍、山鉈、鉄砲で穴に籠った熊を捕る。」そんな背景を裏付ける聞き取りを得たので一部をご紹介−。

大白川の現役古老マタギ、浅井保丸さん(80才)、浅井義介さん(77才)、住安寛二さん(74才)によれば、いずれも、代々、マタギの家計であり、尋常小学校卒業と同時に父に連れられ山に入ったという−。
「山に行くのは好きで好きでたまんねがった。一日に10里やそこら山ん中走り回っても平気なんさぁ−。オレ達、山に育てられたんだょう」と目を輝かす。熊狩については、「熊さ追っかけている時は、頭ん中真っ白になるさぁ。熊のことしか考えてね。何あんも考えねぇんだよぅ。熊は、熊になんねば捕れねッ。熊と同じ気持ちになれば、熊がどっちさ逃げたか解かるようになるんさぁ−」と屈託なく笑う。そして、自分達の先祖は秋田の阿仁から来た旅マタギであり、狩の流儀作法は、猿丸流だと秘伝の巻物を広げる。では、狩猟刀を拝見と所望すると、なんと、三人共、同じような木鞘拵の小刀を見せ、この地では冬は熊や羚、兎、山鳥を捕り、夏は川で岩魚やウグイを追う。ケボカイ(獣の解体)や、魚のサバキ、手元作業にこの上なく重宝。その上、携帯にも安全と、誇らしげに目を細める−。
この使い易さを極めた木鞘拵の小刀。様々、マタギ集落を取材してきたが、大白川のように皆が皆、同じような木鞘拵の小刀を所持している処は珍しい。諸説を残すが―、恐らく、阿仁旅マタギの狩猟伝承文化がm地元の狩人に伝わり、融合。さらにより使い易い性能を求め、大白川独自の木鞘狩猟文化として花開いたと考察した。この大白川に伝わる剛毅木訥なる木鞘小刀は、≪大白川小刀6寸(木鞘拵)≫と名付けられ、土佐鍛冶の名門、三代目、秋友義彦の手により打ち上げられた。刀身は、日立安来鋼白紙2号を極軟鋼に手割りで割り込んだ、雄渾な本割込手打鍛造。その刀姿美は、優れた研削精度に裏付けられ清冽な美しさが漂い、恐ろしい程の切れ味が与えられている。柄鞘は、名鞘師、宮木義男が引退後、頭角を現わした池内広和によるもの。池内は元々木工刃物研磨職人であったが、平成元年、木工職人としてスタート。平成18年、宮木義男に師事。通い弟子として研鑽を積み、宮木の持てる全ての技を吸収。宮木翁の引退時には、その腕が認められ、宮木翁の愛用の木工具一式が池内に贈られている。今回の“大白川小刀復活”は池内のおかげとも云えよう―。厳選された朴にはタコ糸が丹念に巻かれ、柿シブを入念に乾いては塗る特別仕立て―。この繊細な中にも力強さを感じさせる。秋友義彦作、≪大白川小刀6寸(木鞘拵)≫は、数百年にわたり磨き上げ鍛えられた、大白川マタギのシンボルであり、比類なき万能小刀である。


※納期は、お問い合わせください。